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今年もお待たせしました。
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PERU Marcos Orellana
ペルー マルコス オレラナ
国:ペルー
行政区:ジュニン
州:フアンカヨ
地区:サント・ドミンゴ・デ・アコバンバ
地域:サンティアゴ・デ・オロペル
生産者名:マルコス・オレリャーナ
農園名:マンゴー・パンパ
平均農地面積:6ヘクタール
品種:ティピカ(90%)、ブルボン(10%)
標高:海抜2290メートル
気温:日中15〜22度、夜間8〜10度
土壌:ローム質粘土、深さ30〜40cmの耕作層。pHは中性、豊富な有機物。
主な収穫期:6〜10月
精製:厳選した収穫と速やかな果肉除去。天気にもよるが36〜40時間の発酵。
乾燥方法:15〜20日間
Story
「本当に、ファンカヨでコーヒーが栽培されているのか?」
ペルー人に「ファアンカヨの人里離れた地域でコーヒーを買っている」と伝えるとこう聞かれるだろう。ヴァレ・パウランの農園に向かう途中、アンデス山脈の象徴的な風景を通り過ぎる。冷たい風の吹き荒ぶこの山地にはほとんど植物が生えていないのだから、そう聞かれるのは当然だ。羊毛のマントと靴下を身につけ、帽子をかぶり、羊やヤギの群れを連れて歩く人々を見かけるだろう。目の前の山々は、雪がかぶっている。やがてコーヒーの木が見えてくるとは想像もできない。荒涼とした平原が徐々に緑豊かな丘へと変わり、標高2,200〜2,400メートルという驚異的な高さでコーヒーが栽培されている。
このマイクロロットはマルコス・オレリャーナさん(39歳)と妻のサラさんによって生産されている。二人の間には、9歳の娘ヒメナと5歳の息子ジュニオールの小さな子供がいる。二人はパウラン谷の小さな村、サンティアゴ・デ・オロペルに住んでいる。この地域の多くの農家がそうであるように、一家も自家消費用にさまざまな作物を栽培している。しかしマルコスの場合、コーヒー生産が一家の主な収入源となっている。彼らはAAVAPA(Aociación de Agricultores del Valle Paurán)協会の21人のメンバーだ。そして4年前から自分たちのコーヒーの品質向上に力を入れ始めた。彼らは県内の大きな町や都市から遠く離れており、最寄りの市場までコーヒーを運ぶための高い輸送費に頭を悩ませている。そのため、市場価格でコーヒーを販売することは理にかなわない。しかし、このような個性ある地域に農園を持ち、ペルー中央部の他のコーヒーとは全く異なる風味を持つコーヒーを育てている彼らが、スペシャルティ・コーヒー市場に参入しない手はないだろう。2018年には彼らのグループのうち数名がカップ・オブ・エクセレンス大会に2回参加し、国内選考まで進んだ。
私たちとマルコスさんたちとの関係は、今年で4年目になる。上の写真は、グループ全員が互いに助け合いながら、マイクロ・ロットの配送準備をしている様子だ。
彼らにとってコーヒーの乾燥は大きな課題の一つだ。特に2019年の収穫期は、雨と高湿度・高地特有の問題が重なり、生産者は苦労していた。中には乾燥設備を拡大している生産者もいて、私たちは彼らの活動をこの2020-2021年シーズンも変わらず支援している。
chouetteでは、マルコスさんのコーヒーは昨年、姉妹店にて取り扱っていました。
彼のコーヒーは、ペルーコーヒーの中でも一段と豊かで個性的なフレーバーを有しています。それは今年も健在です。ペルーではWashedで生成されることがほとんどです。それは、マルコスさんも変わらないのですが、「特別な精製方法をしているのかな?」と思ってしまうほど、複雑な風味があります。
note: Ripe fruits, Orange acidity, Dried figs, Velvety
シュエットでは厳選されたコーヒー豆のみを取り扱っています。
生豆の時点でその素晴らしさを感じてもらえるはず。
色・香り・粒の形や揃い具合に至るまで、生豆でここまで違うものかとまずは確認してみて下さい。
温もりを
ココロに
注ぐ
これは私たちのフィロソフィをコーヒーとカップの関係になぞらえたものです。
人と人とがつながるコーヒー体験。
コーヒーは生活の中で身近な存在になりました。
スペシャルティコーヒーが町中に溢れ、コーヒースタンドやコンビニで簡単にテイクアウトができる時代です。
より自然で
より温かく
より五感を刺激し
よりお互いを感じ合う
そんな店作りを心がけています。