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2017/06/28 13:36

chouette torréfacteur laboratoireのエスプレッソマシンについてご紹介します。


当店では、Slayer社製のエスプレッソマシンを使用しています。

東京でも珍しいSlayerの2連エスプレッソマシンです。

『スターバックスコーヒーが日本に第1号店を出店したのが1996年。その後多くの若者がスタバを飲んで育ち、日本にも「スタバよりも良いコーヒーを出したい」という3rd Wave Coffeeの波が押し寄せています。 シアトル発のエスプレッソマシン、スレイヤーもそんな3rd Waveの流れをくんだマシンといえます。

スレイヤー・エスプレッソの創業者、カナダ出身のジェイソンは、カナダのカルガリーのコーヒー一家に育ちました。父親は、カルガリーでロースターを経営し、地元のカフェやレストランにコーヒー豆を卸していました。 ジェイソンを含めた家族の3兄弟は、コーヒーと密着した幼少期を過ごし、彼らが社会人になった時に、父親の「これからコーヒーはますますメジャーになる。イタリアのエスプレッソマシンの代理店となり販売をするべき」 というアドバイスを聞き、カルガリーでエスプレッソマシンの販売会社を興し、マシンの販売、サービス、修理に携わります。その後、3兄弟は父親のビジネスを受け継ぎロースターとなると共に、海外を飛び回り農園直で の豆の買い付けを始め、地元カルガリーでカフェをオープンし、コーヒービジネスを発展させて行きます。

最高のコーヒーをお客様に提供しようと努力を続ける中で、3兄弟は、従来のイタリアのエスプレッソマシンに疑問を持ち始めます。「自分達は、最高の豆を仕入れ、最高の焙煎を心がけているが、何故エスプレッソマシンだけ は過去何10年も進化をしていないのだろうか?ボタンを押すとマシンが自動で9気圧の圧力でエスプレッソを落とす。この方法が本当にベストなのか?これ以上の方法があるのではないか?」そんな疑問が、 ジェイソンを「世界最高のエスプレッソマシンを作りたい。マシンに抽出を任せるのではなく、バリスタがアーティストのように感性を働かせ、味を追求出来るマシンを作りたい。」と掻き立て、彼はアメリカのコーヒーの中心地、 シアトルに拠点を移し、スレイヤーの開発をスタートさせます。そして2009年、スレイヤーはアトランタで開かれたSCAA 2009にて、世界デビューを果たします。発売後数年が過ぎた今日、スレイヤーは世界中のコーヒーの プロフェッショナルから支持を受け、各国の最先端のカフェで愛用されています。

Slayer Espressoは、従来の、バリスタがボタンを押すと、マシンが自動的に9気圧でエスプレッソを抽出するタイプとは全く違う発想から生まれた、バリスタが抽出温度、水量、タイミングを操作して、最高のエスプレッソを追求出来る次世代のマシンです。 スレイヤーと同じパドルタイプを採用しているマシンはありますが、他のマシンは、抽出圧をパドルで変更するのに対して、スレイヤーは「蒸らしポジションでの水量を調節出来る」という優位点を持ちます。 ドリップコーヒーを例に取ると、始めにコーヒーにちょろちょろと少量のお湯を流し込み、約30秒間蒸らして、コーヒーを開かせるという行程が入ります。 スレイヤーはエスプレッソマシンでその「少量のお湯でコーヒーを蒸らす」という行程を実現した唯一のマシンです。
このスローな蒸らし行程により、スレイヤーはコーヒー豆のメッシュサイズを従来のマシンよりも驚くほど細かくすることが出来ます。細かく挽かれた豆はお湯との接触面積が増えて、より多くのボディと油分を抽出します。 抽出された油分は、舌をカバーし、コーヒーの苦味を抑え、甘さを増やします。その結果、スレイヤーで抽出したエスプレッソは、コクが深く、甘く、フルボディに仕上がります。 アメリカでは年に3回Coffee Festという展示会が開かれ、そこで「America's Best Espresso Competition」というコンテストが開催されます。今年はニューヨーク、シカゴ、シアトルの全ての大会にて、スレイヤーを使用したカフェが優勝致しました。
各グループの抽出温度、スチームタンクの温度、プレヒートタンクの温度、蒸らしポジションでの湯量を簡単に工具なしで設定でき、バリスタが感性のままに最高のエスプレッソを追求出来ます。 タンクは、全てのお湯が大型のプレヒートタンク(2連と3連の場合)に蓄積され、そこからスチームタンクや、抽出タンクに送られます。これにより、常に安定したスチームと抽出が実現します。 抽出ハンドルは蒸らしポジションと9バールののフルポジションの2ポジションを用意。蒸らしポジションでの湯量をニードルバルブで調整出来るほか、バリスタのタイミングで蒸らしから抽出を行うことが出来ます。
スレイヤーは全ての操作をコンピューターが制御する全自動マシンとは違い、バリスタがマシンを操るアナログのマシンです。車で例えるとオートマ車ではなくマニュアル車。カメラで例えると全自動カメラではなく、一眼レフのマニュアルモードと考えて下さると分かりやすいかと思います。この上級バリスタ向けのマシンは、外観も様々なカスタムが可能で、カフェのコンセプトに合わせて、世界に1つしかないカスタムマシンを作ることが出来ます。 マシンは100%シアトルで組み立てられており、メタルパーツは鉄アレイのように重く、木製パーツはシアトルの職人が1つ1つ手作業で削り出しています。スレイヤーの想いは「世界1のエスプレッソマシンを作りたい」という点のみです。利益を追求するが為に、見えない部分のパーツは安い部品を使用している従来のマシンとは違い、スレイヤーは「最高のエスプレッソを抽出する為」に最高の部品を使用して作られています。内部はエスプレッソマシンを知り尽くした社長のジェイソンによって設計され、構造は驚く程にシンプルでメンテナンスやサービスも簡単に出来るように考え抜かれています。 是非ともスレイヤーのショールームに1度お越し下さい。スレイヤーのコダワリ。一杯のエスプレッソに対する情熱を感じて頂けると思います!(スレイヤージャパン ホームページより抜粋)』


Slayerのエスプレッソマシンは、水量の調節を出来る事がchouette torréfacteur laboratoireでは大事な採用ポイントでした。
温度、圧力、水量をタイミングで操作する事で、最高のエスプレッソを抽出出来ます。

当店のシグネチャードリンク『Drop shot』も、このマシンがあって生まれました。

エスプレッソにミルクを入れたラテと言ったバリエーションも、美味しいエスプレッソがあって作れるのです。


内部のバルブ調整でより良いエスプレッソ抽出の環境を設定します。
手元の操作だけでなく、店舗独自のカスタマイズが可能なんですね。



そんなこだわりのコーヒーを飲みたくなったら、世田谷区豪徳寺まで遊びに来て下さい。
ちょっと遠くて行けないよという方も、気を落とさないで下さい。

コーヒー豆であれば、Web shopでも販売を行っております。
https://chouettetl.theshop.jp

以前にブログでも書いていますが、焙煎機も世界基準の物を使用して美味しいコーヒーを皆様にお届けしています。

コーヒー豆のパワーや本質を皆様に味わって、感じて頂きたいです。




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